子宮頸がんの本当の怖さは、
知られていないこと
かもしれない。
若い世代に増えている?
子宮頸がんは、20-30代の女性でも
発症します。その発症率は、
年々増加傾向にあります。でも、
子宮頸がんには、予防する方法があります。
20代~30代女性の子宮頸がん発症率(10万人あたり)
国立がん研究センターがん対策情報センター
地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2010年)より作図
発症年齢のピークは?
「出産年齢」のピークは、30代前半。
そこに、子宮頸がんの「発症年齢」のピークが
重なってきています。
子宮頸がんのこと、正しく知ってください。
※データには上皮内がんも含みます。
女性の出産年齢と年齢別子宮頸がん発症率
厚生労働省 平成22年人口動態統計月報年数(概数)母の年齢別 出生数の年次推移より作図/
国立がん研究センターがん対策情報センター
地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2010年)より作図
子宮頸部の一部を切除?
子宮頸がんは、早期に見つかれば、
子宮を温存し、将来の妊娠・出産の可能性を
残すことができます。現に、年間約9,000人の
女性が、子宮の一部を切除する
円すい切除術※を受けています。
ただし、手術のあとも流産・早産等を含む
後遺症に悩まされることがあります。
※子宮頸がんによる円すい切除術は、
レーザーや高周波ループなどを使用して、
がんのできているところを含めて
子宮頸部の一部を円すい状に切除する方法です。
出典:日本産科婦人科学会 婦人科腫瘍委員会報告 2012年度患者年報
ほとんどの女性が感染?
子宮頸がんの原因は、
ヒトパピローマウイルス(HPV)という、
ごくありふれたウイルス。
性交経験がある女性の80%以上が、
50歳までに感染を経験するといわれています。
多くの場合、感染は一時的なものですが、
長く感染がつづいた場合、
がんの原因になることがあります。
性交経験がある女性のHPV感染率
出典:米疾病対策予防センター(CDC)
http://www.cdc.gov/vaccines/pubs/pinkbook/hpv.html
自分が発症するかも?
子宮頸がんは、決して特別な病気では
ありません。日本では、
女性の約76人に1人が、
生涯にかかるリスクがあります。
子宮頸がんのこと、正しく知ってください。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
http://ganjoho.jp/professional/statistics/backnumber/2013_jp.html
検診受診率、日本は?
初期の段階では自覚症状がない子宮頸がんは、
検診で早期に発見することが重要。
日本の検診受診率は、残念ながら、
先進国の中でも低い割合になっています。
世界各国の子宮頸がん検診受診率
OECD加盟国における20~69歳の女性(2011年)
出典:OECD Health Statistics 2013, http://dx.doi.org/10.1787/health-data-en
亡くなる人が、こんなに?
日本では、年間約10,000人が
子宮頸がんを発症。
特に若い年齢層(20-39歳)の
患者さんが増加傾向にあります。
毎年、約3,000人の女性が子宮頸がんで
亡くなっています。
子宮頸がんには、予防する方法があります。
子宮頸がんのこと、正しく知ってください。
出典:国立がん研究センターがん対策情報センター
人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2013年)
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